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DOSコマンドとPowerShell

目次

DOSコマンドとは

DOSコマンドは、Windows95よりも前の時代に使われていたWindowsに標準搭載しているシエルです。キーボードでのコマンド入力で、ファイルの移動や削除を行っていました。現在では使用することが減少していますが、大量のファイル名変更などはDOSコマンドを使用したほうがスムーズに実行できます。

主なコマンドはこちらです。

  • CD(CHDIR):ディレクトリの表示・変更するコマンド
  • DIR:ディレクトリにあるファイル・ディレクトリの名前やサイズなどの情報を画面に表示
  • REN:ファイルやディレクトリの名前を変更
  • DEL:ファイルを削除
  • COPY:ファイルをコピー
  • TYPE:テキストファイルの中身を画面に表示
  • RD(RMDIR):ディレクトリを削除
  • EXIT:MS-DOSプロンプトを終了

PowerShellとは

コマンドプロンプトとPowerShellの違い

PowerShellは、DOSコマンドよりも後に追加されたシエルであり、ショートカットキーを使って効率よく操作でき、DOSコマンドよりも高度な操作が可能。初めから打つコマンド量が少なく、直感的に利用できるメリットがあります。

どちらを利用するかどうかは使いたい目的、機能により選択すれば良く、DOSコマンドで実行できるコマンドをPowerShellで実行しても構いません。

PowerShellの変遷

当初はMonadという名前でリリースされ、Windows PowerShellと名称を変え、現在はPowerShell7.2が最新版となっています(2022年6月時点)。Windowsに特化したツールではありますが、PowerShell CoreはLinux、MaxOSでも動作でkkるようになっています。

ただし、PowerShell CoreとPowerShellは全く同じではなく、使えないコマンドレッドがあるなどの違いがあります。

PowerShellの利点

環境構築不要

新しいWindowsのパソコンには標準で搭載されているため、環境構築をする必要がありません。また、PowerShellに特化した環境も準備されていて専用コードエディタやデバッグ、記述テストなどの開発環境が統合されていて、ITエンジニア初心者でも利用しやすくなっているのが特徴です。

コマンドレットが搭載されている

コマンドレッドとは、複雑なコマンドを短いコードで実行できるものです。動詞と名詞の組み合わせで構成されているため、初心者でも意味が理解しやすく学習コストが抑えられるでしょう。

PowerShellを使ってできること

タスクの自動化

日々の業務でルーティンとなっているタスクを自動化することができます。PowerShellを使ってプログラミングすれば、大量のファイル名を一括で変更するなどルーティンワークの時間や手間から解放されるメリットがあります。

複数の命令を組み合わせて高度な処理を実行

DOSコマンドではできない複数コマンドを組み合わせた操作が可能であるため、高度で複雑な処理を実行することができます。ファイルの一覧を取得するコマンドと出た保存のコマンドを組み合わせることにより、取得したディレクトリ情報をテキストファイル化して出力することができます。

コマンドを組み合わせてPowerShellで実行すれば、PCで行う操作が便利になるでしょう。

PowerShellによる自動化処理の具体例

PowerShellを使ってできる自動化処理としては、以下が挙げられます。

  • フォルダ内のファイ名を一括で変更
  • PowerPointのスライドをすべてが増加
  • 大量のアドレス宛にメールを自動で送信
  • ファイルを別の場所にコピー
  • 複数のpdfファイルを結合
  • スクショした画像をエクセルに自動で貼り付け
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